やられた話と、そのあとどうしたか
順番を抜かす、禁止されている場所で吸う、席を占領する。目の前で起きると言いたくなりますが、客が客に言った時点で、話がすり替わります。
店に貼ってあるルールを、守っていない人がいる。目の前で起きています。言うと、ルールの話ではなく「お前に言われる筋合いはない」という話になります。
店も相手も特定されるので書きません。書くのは、自分の側の動き方だけです。
ここが分かってから、対応を変えました。
店のルールは店と客のあいだの約束です。守らせる責任は店にあります。ところが客が客に言うと、その瞬間に客同士の個人的なもめごとに変わります。
相手にしてみれば、「知らない人にいきなり注意された」という出来事になります。ルールが正しいかどうかは、もう争点ではありません。だから正論をいくら足しても収まりません。
そして厄介なことに、店から見てもこちらは当事者の片方になります。仲裁される側に回ってしまう。
2つめは自分で決めたことです。「注意してください」と頼むと、断られる余地ができます。事実だけ伝えれば、店は自分の判断で動きます。
店員に伝えたことが相手に分かって、こちらに向いてくることがあります。そのときは肩がぶつかったときと同じです。正しさを説明しない、距離を取る、人のいるほうへ動く。
店の中なら、店員を呼ぶのがいちばん早いです。店内で起きていることを収める権限は、客ではなく店にあります。
手が出そうなら110番。その場では済んだが後日が不安、という段階なら#9110です。
誤解されそうなので書いておくと、「見て見ぬふりをしろ」という話ではありません。言う先を店にする、というだけです。
客が言えば個人間の争いになりますが、店が言えばルールの運用です。同じ内容でも、誰が言うかで性質が変わります。取り分がいちばん大きいのは、自分が当事者にならない形で伝えることでした。